認定留学

小池勇貴さん

留学期間:2018年3月初旬~2018年8月下旬まで
留学目的:認定留学 ※帰国後、単位取得済
最終修了レベル予定:レベル AP6

留学しようとしたきっかけは?

私は留学する前まで、英語が全く出来ませんでした。中学、高校では英語のテストで赤点以上を取った記憶がない程のものです。しかし高校3年生の頃から、もし自分が英語を話せたら自分の人生はもっと豊かになるのではないかと思い、自分の考えが180度変わりました。当時、私は英語が大嫌いでしたが、海外の文化や、洋画、洋楽は好きだったので、実際に海外に行ってみたいという気持ちが次第に芽生え始めました。初めはそういった小さなキッカケでしたが、その小さなキッカケが私に大きな夢を与えてくれることになりました。

学校の授業(YUELI)について

まず、日本の英語教育と私が体験したYUELIでの英語の授業についてお話します。
日本の学校での英語の授業は、生徒が発言する事は極めて少なく、授業の始まりから終わりまで先生だけしか喋らない英語の授業がほとんどだと思います。私が受講したYUELIでの授業は、先生は生徒に発言するチャンスを与え、生徒は自らその発言のチャンスを活かし、授業に積極的に取り組むというものでした。私も初めは自分から発言するという事に抵抗がありましたが、徐々に慣れていき、授業に本当の意味で参加する事が出来ていきました。
授業内容は主に”Writing” “Listening” “Reading” Speaking” “Grammar”の構成で進んでいました。特にWritingの授業は多かったような気がします、私は当時Writing が大嫌いでしたが、面白い事にWritingが上達する事で自ずとSpeakingスキルも上達したように思います。授業で何度も練習を重ねることで、今では自分の気持ちを英語で伝える事ができます。
また、通常の授業に加え、YUELIではネイティブ達が日常会話で多用するイディオム(慣用句)なども学ぶ事ができます。私は授業で習ったイディオムなどを実際に友達との会話に盛り込み、一つ上のレベルで会話する事を心掛けていました。授業に意欲的に参加し、主体的に取り組む姿勢は大事な事ですが、授業外で外国人の友達をたくさん作って、積極的にコミュニケーションを取る事で英語の学習をより深めるのが、英語を上達させる1番の近道だと私は思います。

寮について

研修中(半年間)はヨーク大学の敷地内にある学生寮で過ごしました。滞在先はホームステイも選択できましたが、学生寮だと他の国からきた留学生も滞在していると先輩から聞いていたので、友達をたくさん作りたかった私は迷わず寮での生活を選びました。学生寮はヨーク大学の敷地内なので、治安の問題も心配ありません。同じ寮に住む留学生たちとも仲良くなって、全然クラスは違うけど、アフタースクールには一緒にご飯を食べたり英語の勉強をしたりと、充実した生活を送ることが出来ました。

インターネット環境について

ヨーク大学の敷地内ほぼ全体にフリーWi-Fiが飛んでいます。SIMカードなしでも、大学の敷地内であればインターネットは使い放題です。街中のカフェやレストランなどでも、基本的にフリーWi-Fiは設置されていました。

現地での携帯使用について

私は到着した翌日にショッピングモールまで一人で向かい、SIMを契約しに行きました。料金形態など詳しくは覚えてはおりませんが、日本の携帯契約みたいに複雑なものではありません。(英語が全くできなかった私が一人でなんとか契約までこぎつけたので、大丈夫です)
公共のフリーWi-Fiを拾いつつ生活していると、SIMは必須というほどのものでもないです。電車やバスの乗り換えなどマップがないと不安な方は、料金もrip-off(ぼったくり)ではないので、最初はSIMを購入する事をお勧めします!

交通網について

トロントの公共交通機関はTTCです。日本でいうところのJRみたいなものと思ってください。TTCはバス、電車、路面電車の3種類を運行しています。一回の運賃は定額で3ドルです。現金で支払う事も出来ますし、トークンというコイン(日本でいう回数券)を購入して使用することも出来ますが、ICOCAやSuicaのような現金チャージが出来る「プレスト」というカードがお勧めです。海外の公共交通機関は遅れるというイメージがありますが、TTCに関しては、そこまで酷いものではないです。TTCのより詳しい情報については、現地の人に尋ねてみましょう!

1ヶ月の滞在費について

5、6万円くらいだったと思います。寮生活なので基本的には外食が多く、物価は日本に比べて高いです(タバコは日本の倍の値段で驚きでした)。小食orホームステイ滞在(3食付)でタバコを吸わない人であればもっと出費は抑えられると思います。

休日の過ごし方

私の場合は友達と毎週のようにパーティーをする事が楽しみでした。10人以上で集まって1人20ドルほど持ち寄り、飲み物や食べ物を購入して寮のcommon roomという共同部屋でゲームや、たわいもない会話などをして明け方まで楽しんでいました。
また、YUELIでは定期的にアクティビティがあり、ナイアガラ滝の観光ツアーや、ロジャースセンターでのメジャーリーグ観戦など、トロントならではの観光スポットに案内してもらえます。私はこういったアクティビティにも積極的に参加していました!

特に印象に残っている出来事

トロントからアメリカのニューヨークまで家族と旅行に行ったときの話です。
時期は真夏でとても暑く、私はタンクトップに短パン、サンダルでニューヨークを観光していました。せっかくのニューヨーク、美味しいステーキでも食べて帰りたいと思い、その界隈では有名なステーキハウスに予約無しで行きました。入店しようとすると店員さんに「空いてるけどその服装じゃ入店させれないよ。」と言われました。さすがにタンクトップ、短パン、サンダルの3点セットではドレスコードを1ミリも満たせていないので、入店拒否は当たり前です。せっかくのステーキを諦めて店を後にしようとした時、店員さんが、「あ、ちょっと待ってて」と言い残し店の奥の方に消えて行きました。2分程待っていると、「これを着てくれたら入店していいよ!」と店員さんが手に持っていたのはシェフが料理の時に着るシェフコート。そんな事で許されるのかと半信半疑で入店した時の写真です。

日本では100%ありえない状況に困惑しながらも、その店員さんの温かい気持ちにグッときました。

日本の細かいルールで縛られた社会に生きる私たちには、こういった経験は海外でしか味わうことが出来ません。私はこの日が私の留学生活において本当の人の優しさ、温かさに触れた日だと思っています。余談ですが、ステーキももちろん美味しく頂き、また行きたいと思えるようなお店でした。 ニューヨークでステーキハウスに行く際はぜひタンクトップ、短パン、サンダルで挑んでみて下さい!(笑)

現地の治安や滞在中に気を付けること

私個人的にはトロントはかなり治安の良い街だと思っています。しかし日本ほど良いという意味ではありません。私自身、何のトラブルにも巻き込まれた事はありませんが、住み慣れていない未知の世界では何が起こるかわかりません。その意識だけは常に持っておきましょう。トロントの中にも治安の悪い地域はあります。そういった情報は渡航前に事前に調べておくこと、詳細は現地に到着してからその地域を知る者に必ず教えてもらう事が大切です。そしてそういった危険と思われる所には決して足を踏み入れないようにして、決して1人では行動しないことを心がけましょう。

英語の向上

留学を決意した動機でもお話した通り、留学するまでは英語はまるで幼稚園児レベルで、こんな私が本当に英語を話せるようになるのかと不安100%希望0%のようなものでした。しかし、今私は堂々と胸を張って、英語を話せるようになったと言えます。この「英語を話せる」というのはあくまでも私の中での程度ですし、私の英語学習はまだまだ発展途上ですが、留学前の自信とはまるで違います。自分の言いたいことは的確に伝えることが出来ますし、ちょっとしたジョークで人を笑わせる事も出来ます。私が留学前に目標としていたことは、「日常会話を難無くこなせるようになる。」この目標はクリア出来たといえるでしょう。

今後留学を考えている人にアドバイス

留学は毎日が楽しくて、ハッピーで充実した生活とイメージしている人が多いのではないでしょうか。私個人的な意見では、このイメージは半分正解で半分間違っています。確かに今思い返すと、楽しい思い出ばかりが蘇ってきますが、それと同時に、自分の英語力の乏しさ故に苦労や辛い思いをした日々も蘇ってきます。
留学はある程度英語が出来る人にとっては毎日が楽しくてハッピーなのですが、私のような英語が全く出来ない人だと、かなりの苦労を強いられます。日常生活では全てが英語環境、Google翻訳がないと生きていけない。授業ももちろん全て英語で、教えてくれる先生の言ってる事がまず分からない。友達を作りたい、でも意思疎通が出来ない限りランチを一緒にするのも難しい。ここで私が今、留学を考えている人に1つアドバイスを出来るのであれば、私の後悔したことをしないで下さい。
私は当初、留学に行けば勝手に英語を話せるようになると考えていたような幸せ人間でした。事前になんの学習もせず、英語力0でトロントに乗り込んだことは最大の失敗でした。もし私が留学前に、ある程度の英語力を身につけておけば、もっと楽に楽しく過ごせたのではないのかなと思います。今留学を検討されているのであれば、それまで出来る限りの努力をし、基礎となる英語力だけは最低限身につけておきましょう。また、留学先で常に日本人同士で行動し、日本語で会話する事はお勧めしません。せっかく留学にくるチャンスを得ても、英語を話すことから逃げる事は英語力の上達もあり得ません。もちろん、日本人の友達を作ることを否定する意味ではなく、むしろ作った方が良い、いざという時は助けてくれます。自分が何故ここにどういう目的でいるのかということを忘れずに、楽しく、英語学習に励んでいってもらえると良いのではないかなと思います。

最後に、
私はこの半年間のトロント留学の経験、そして英語力を活かし、今の仕事を大いに楽しんでいます。
何事も自分次第、今できること、今しかできない事を目一杯楽しんで下さい。
皆さんのYUELIでのご活躍、心から期待しております。

Thank you for taking the time to read all of it and I wish for your future success.
You Only Live Once!!!

>ヨーク大学附属英語学校(YUELI)日本事務所

ヨーク大学附属英語学校(YUELI)日本事務所

ヨーク大学附属英語学校(YUELI)公認・ヨーク大学日本事務所のスタッフはトロントのYUELIとeメールや電話で密に連絡を取り、YUELIに留学を希望される皆様に最新の情報と迅速な手続きを行なえるよう、日々サービスの向上に努めております。事務所での無料カウンセリングも行っています。お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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