アカデミックプログラム レベル詳細

初日のプレイスメント・テストにより 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9の 7 段階に分けられます。レベル1~レベル5は英語の 4 技能のバランスの取れた向上を目指し、レベル6~レベル9は英語圏の大学で通用する英語力とスキルの習得を目指します。 レベル 9を修了すると、ヨーク大学入学に必要な英語試験が免除されます。

各レベルの到達目標

レベル1-2

・教室で先生がゆっくり話す内容を理解できる。
・簡単な質問に答えることができる。
・簡単な英作文ができる。

レベル3

・自分の生活について簡単な会話を理解できる。
・自分の意見とその理由が言える。
・新聞記事(300語程度)を読み、短い文が書ける。

レベル4-5

・テレビやドキュメンタリーを見て内容が理解できる。
・テキストやビデオに関する短いプレゼンテーションができる。
・新聞記事 (1000語程度)を読み、様々な構文を使って多彩なパラグラフを書ける。
過去参加者の授業レポートを読む

レベル6-7

・テレビやドキュメンタリーを見て、その主旨とディテール部分が理解できる。
・アカデミックなプレゼンテーション、討議ができる。
・フィクション、ノンフィクションの本格的な内容を読み、様々なトピックで200~300語のエッセーが書ける。
過去参加者の授業レポートを読む

レベル8

・テレビやドキュメンタリーの大部分を理解できる。
・セミナー形式のディスカッションに参加し、批評できる。
・アカデミックなペーパーを読み、様々なトピックに関する評論が書ける。
過去参加者の授業レポートを読む

レベル9

・大学の講義の大部分を理解できる。
・セミナー形式のディスカッションに参加し、批評できる。
・アカデミックなテキストを読み、様々なトピックに関する批判的なリサーチ・エッセーが書ける。

受講者のレポート

レベル4 受講期間: 2007/9/4-2007/10/26 ( K.Rさん)

Level 4 の内容はアカデミックではなく、英語を使って楽しもうという内容でした。 Writing や Reading は中学生から高校生程度の内容でした。

Grammar は時制を重視して学びました。簡単な Grammar の本を先生がコピーしてくれて問題を説きました。テストも何度か行い復習を何度も。 Writing は自分で文章を書く練習を行いました。週に 1 度日記を書く宿題があり、先生もしっかりと直してくれるので同時に Grammar の練習にもなりました。

Reading は次のレベルに備えて週 1 程 Reading Journal という宿題を行い、グループで自らの記事について発表を何度も行いました。この宿題により単語の数がとても増えたと思います。カナダにきてやはり気づいたとこなのですが日本人は Grammar と Reading は比較的にできますが Listening と Speaking ができないようです。

Listening はクラスメイトや先生の話を聞く練習や週に 1 回ほど CD の会話を聞く練習を行いました。他にも週 1 度映画やドラマなど各自見て要約を書くという練習もおこないました。

Speaking は 1 人最低 3 回、 1 分スピーチというのを行いました。内容は自分の好きなことを話します。しかし辞書を使えず、クラスメイトからの質問も答えなくてはいけません。他にもグループで行った話し合いや Reading Journal を順番にクラスメイトの前で発表するなどたくさんの機会がありました。コースの最後の方はパワーポイントを使って自分の選んだトピックを 15 分ほど紹介するというものがありました。これは紙などを読むこともできず、 Speaking の最後のテストとなりました。

レベル6 受講期間  2007/10/29-2008/12/19 ( K.Rさん)

Level 6 の内容はとてもアカデミックになり、どのように論文を書くか、どのように論理的に考えるかということを重視していました。

Grammar は基礎的なものは分かっているという前提で、文の作り方を習いました。専門の言葉も覚えて、コンマやセミコロンなどの使い方を重視に学びました。そのほか副詞の使い方なども習い、アカデミックの文章の基礎を学びました。

Writing ではクラス内でエッセイを何度か書きました。エッセイの内容を自分で選ぶのではなく、先生の出してくる題に対して、賛成か反対かを述べてその理由を書いていくというものでした。単語も前回のレベルでは使えた言葉が使えなくなるなど、少し言葉のレベルもあがりました。クラス内で書くエッセイは一度提出して、先生が Grammar や文章構成をチェックして返してくれ、もう一度書き直しました。途中の 1 カ月からは最終エッセイの準備を始めました。このエッセイはアカデミックな内容を自ら選び、その内容にあった本やインターネットの文章を読み、 4 ページほど書くというものでした。文章もただ単に自分の意見だけを書くのではなく、本やアカデミックな文章から借りてきて、その言葉を載せなくてはいけませんでした。引用した文章は、作者の名前や、本、文章の題名、出版された年などを書かなくてはいけません。何度も出典書の書き方を練習しました。この最終エッセイでは、文法や論理的考え、そして要約する力を見るものでした。

レベル6が終わる頃にはアカデミックな内容のものが書けるようになり、今までしたことのなかった論理的に考えることが少しですができるようになりました。そして長い文章もたくさん書けるようになりました。

Reading は 1 週間に 3 ~ 4 程の文章(記事やアカデミックな内容記事)を読んで自ら要約し、アウトラインを作りました。

Listening はさほど練習はしませんでしたが、週に1度ドキュメンタリー映画を見て要約した内容をグループで発表し合いました。そのお蔭か、映画を見ていて前よりもわかるようになりました。レベル3の時は単語すらわからないことが多かったのですが、わかる単語が増えていき、英語を使い楽しむことができるようになりました。

Speaking では 2 度ほどクラスでプレゼンテーションがありました。プレゼンテーション当日までに自らの内容にあった情報を調べて、話すというものでした。 1 つめはパソコンも使わずに話すだけで伝えるものでした。もう 1 つは、パソコンを使い自ら選んだ内容について発表するものでした。私は着物について発表しました。最終のプレゼンテーションは最終エッセイで自ら調べたものを、パワーポイントを使いました。

クラスでは、英語以外を話すと罰金というシステムがあったおかげですごく伸びたと思います。自分の気持ちを伝えられるようになりました。

レベル7 受講期間  2008/1/7-2008/2/28 ( K.Rさん)

Level 7 は内容がとてもアカデミックになっており、大学に進むようになっていました。

Grammar は基礎的なことはほとんど学びませんでしたが、 if の使い方を何度も確認しました。そして副詞やコロンの使い方などをするなど、クラス内で間違いの多かったところを繰り返し学びました。

Writing はクラス内でのエッセイを何度もおこないました。このクラスでは Brainstorming のやり方を学び何度も実践しました。前のクラスでは先生が一度直してくれてから間違った部分を書きなおすということができましたが、このレベルになると1度で仕上げなければならなくなりました。内容もよりアカデミックな内容を要求されるようになり、特に人権についてたくさんエッセイを書きました。他にも単語数を増やすことに力を入れて学びました。毎週 5 つ以上新しい単語を調べ、その単語を使って自らストーリーを考えるというものがありました。この練習により、難しい単語でも使いこなせるようになってきました。最終エッセイでは、本を読むなど内容は同じなのですが、文章をそのまま使うことができなくなりました。要約をすることが求められて、 Grammar の確認もすごく厳しくなりました。

Reading は毎日のように新しい記事を読んで要約をし、クラスで話し合いました。 Reading テストも何度も行いました。文章を読み、自ら要約し、似た言葉を探すという内容でした。 2 か月の間で1冊の本を要約し、本の紹介をする宿題もありました。ほぼ毎日文章を読む練習を行いました。

Listening はクラス内ではさほどできなかったのですが、家では宿題をたくさん行いました。ドキュメントを見て、要約をしたりニュースをみて1行の要約を書きました。

Speaking は何度かプレゼンテーションを行いました。自分の名前の由来をクラス内で発表したり、他にも自分の国をパワーポイントを使って紹介しました。プレゼンテーションの他にもクラス内で自分の見たニュースや映画を発表するものもあり、特に発音を重視しました。最終のプレゼンテーションは最終のエッセイの内容で、エッセイが完成する前にプレゼンテーションを行いました。 クラスメイト間で、プレゼンテーションの感想を書いて評価し合いました。

レベル7 受講期間  2008/3/3-2008/4/25 ( K.Rさん)

2 度目の Level 7はやはりアカデミックな内容でした。

このクラスでは Grammar をたくさんしました。特に副詞の使い方、不定詞、前置詞の基本的な文法を何度も確認しました。授業のはじめにイディオム・プレゼンテーションがあり、ひとり 2 つ、 2 回以上イディオムを紹介するというものでした。そのあと先生が前置詞を使ったイディオムを紹介し、みんなでグループになって話し合いをして文章をつくる練習を何度もしました。

Writing は何度かテストがありました。週に 1 回、単語のテストがあり、前週で習った 10 単語と 5 イディオムを使いストーリーを作るというものがありました。そのほかにもどのように要約するのかを、グループになって話し合いをしました。最終エッセイに向けて何度も練習を行いました。このクラスでは 1 日に 1 パラグラフずつ作り、クラスメイトと見せ合って、お互いのミスを見つけあいました

Reading では教科書も使いましたが、一番多く使ったのは先生が持ってきた新聞の記事でした。宿題で読んできた記事についてグループごとに自分の要約を発表しあいました。他にも、毎週1つの記事を自分で選び、要約するという宿題がありました。これは毎週テーマが個人個人で違うし、この内容は最終エッセイに関わってくるため、テーマごとにグループが決められました。お互い話を聞いていてわからなければ、質問をしました。エッセイを書く前に Brainstorming を行うことを要求されていたために、自分の意見をまとめて、簡潔に文章を書くことができるようになりました。自らの言いたい点を迷わずに書けるようになりました。

Speaking はたくさん練習しました。クラスで毎日行うプレゼンテーションから、発音の練習などたくさんありました。最終のプレゼンテーションでは、クラスメイト全体で一つの問題について何度も話し合いました。

Listening では Reading で読んだ本の内容をビデオで見て練習しました。一度本を読んだことにより、内容は把握できていたので Listening に集中することができました。そのほかにもドキュメンタリービデオを見て質問に答えていく練習もありました。わからない部分はクラスメイトで話し合いをしたり、先生が巻き戻しをしてくれるなどして、練習を何度もすることができました。

Speaking と Listening はこのクラスではたくさんの練習を行ったためにすごく伸びたと思います。先生がよく発音に注意してくれていたために、発音がおかしいとすぐに直してくれていました。そのために発音が良くなったと思います。自分の意見をいかに的確に相手に伝えるかという方法がわかり、会話力にも力がついたと思います。

レベル8 受講期間  2008/6/30-2008/8/22 ( K.Rさん)

Level8 はこの学校の中で一番難しいといわれていたレベルでした。このクラスでは Grammar を徹底的に勉強しました。簡単な時制の問題ではなく、名詞節、副詞節などを細かく学びました。コースの前半は文法に力を入れていました。毎日、自分で学んだ文法を使った文章を作って、クラスで黒板に書いてあっているかなどを確認しました。宿題も文法の課題が多かったです。

Writing はテストで何回かエッセイを書きました。しかしこのクラスのエッセイは今までのクラスと違い、自分の意見を述べるものではありませんでした。エッセイはテストの前に自分で文章を読んでおき、要約だけ書いておいて、 1 時間半で最終エッセイのようなものを作らなくてはいけませんでした。他にも論理的思考法を勉強しました。自分の意見を書くエッセイの場合、反対の立場に立って自分の意見を否定しなければいけません。その練習をグループになり何度も練習しました。グループになって話し合った後にクラスの前で発表も何度もありました。最終エッセイではいつものようにリサーチして書くものです。これも論理的思考が求められます。

Grammar も完璧にしなくてはいけません。最終エッセイの後に、クラス内でのエッセイをテストで行いました。先生が当日に題を発表し、それに関連した記事を配り、そしてそれを読み自分の意見を考えて書きます。やはりこのエッセイもその場で要約を行い、自分の意見をサポートするように行いました。

Speaking では、クラス内の討論会を何度も行いました。初めに教科書を読み、それに関連している記事を先生が配り、読み、そして討論しあいました。自分の意見を述べた場合常に先生が否定的な意見を言ってきました。その否定的な意見を覆すようにしなくてはいけません。批判的な考えのできる人や、議論が好きな人が自ら意見をたくさん述べていました。このクラスはほかのクラスとは違い、クラスの間で1人ずつ行うプレゼンテーションを行いませんでした。最終エッセイの内容をプレゼンテーションしただけでした。そのため議論が大切な練習になりました。

Listening はクラスで、教科書の内容に適した授業のビデオを見て、アウトラインを書く練習をおこないました。ただ単に Listening を行うのではなく、しっかりとアウトラインを作らなくてはいけません。 1 度ビデオを見て、答えを書くテストが多かったです。時々、教科書とは関係のないビデオを見たので、 Listening 力だけを求められることもありました。そのほかにアメリカのコメディー番組のビデオを見て Listening の練習も行いました。

レベル8 受講期間  2008/6/30-2008/8/22 ( K.Rさん)

2 度目の level 8 は課題がとても多かったのですが、全ての分野をまんべんなく学びました。

Grammar ははじめにエッセイを書くテストを行い、クラス全体が時制の問題をうまくできていなかったために時制を中心に学びました。はじめにプリントで問題をとき、現在完了と過去形の違いを、ストーリーを埋めていく形で確認しました。その後に先生が表を作ってきてくれて、それを見ながら Grammar は確認しました。クラスメイトの前で先生の質問に答えて、間違えればみんなで考えるというものでした。他にも前置詞の表をみて、 1 文を作るということも行いました。その他の Grammar はあまり行わずに、時制を何度も確認しました。

Writing では、自分の意見を書くエッセイの書き方を再度練習しました。プリントを読んで再確認をしました。他にも前のレベルで習ったことの総復習として、出典の書き方も確認しました。クラス内では 3 度ほどエッセイを書くテストを行いました。はじめの 2 回は、 1 度手書きで書いて、先生が Grammar や構成を確認して返してくれました。その後にパソコンを使って書き直しを行いました。このクラスでも自分の意見を書くエッセイでは、反対の立場に立って自分の意見を指示しなければいけなかったです。今回の先生は他人に文法をみてもらうことができずに、完全に自分で全てをしなければいけませんでした 。

Reading でテキストを読んで各自アウトラインを作り、内容をしっかりと確認しました。このクラスではテキストを重視して、単語やイディオムも確認しました。テストの内容も、テキストを見ずに、全て内容を答えなければいけません。なので内容をしっかりと理解しつつ記憶もしなければいけませんでした。毎週自ら記事を選んで、要約する宿題がありましたが、途中から先生が全員同じ記事を配り、それを要約しなければいけませんでした。要約するのもただ単に同じ単語を使ってはいけません。そのため毎回、どれくらい同じ単語を使ったかを調べるサイトに投稿して、自分がどれくらい同じ単語を使用したかを確認しなければいけませんでした。記事の内容も物価の向上の理由や、オイルなど環境に関係したものや異文化についてのものでした。他のテストでは当日配られた記事を読んで問題を解くものもありました。 1 度だけ、テストで要約をしろというものがありました。 Reading テストなので辞書も使えずに、自分の知っている言葉だけで言い換えなければならないこともありました。

Listening ではテストは行いませんでした。その代わりに、大学の授業のビデオを見て、自分で要約を書きました。そのほかにも、先生が講座を行い聞き取る練習も行いました。宿題では週に 1 回ずつドキュメンタリーを見て要約するものと、 ニュースを見て 1文か 2 文で要約するものがありました。このクラスでは今まで以上にたくさん Listening の練習を行ったと思います

Speaking では、プレゼンテーションが 3 回ありました。 1つは youtube で CM を探し、それについて説明を行いました。 2つ目は、テキストを読みグループになりそれを要約し、クラスメイトに発表するものでした。最終プレゼンテーションは最終エッセイを発表するものでこれだけはパワーポイントを使って行いました。他にも宿題をクラスメイトの前で発表したり、小さなグループになって発表を行ったりしました。 Grammar は今までよりもよくなりました。先生にも伸びたと誉めてもらえました。しかし、私は難しい文章を書こうとして単純なミスが多いと言われました。しかし今まで曖昧であった時制もしっかりと理解ができました。

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